10月9日(木) 第280回リレー講演会(経営・マネジメント分野)

「私たちのキャリアと健康経営 ~多様な女性が輝く職場とは~」

経済産業省の推計によれば、女性特有の健康課題(月経・PMS、更年期、不妊治療等)によって生じる社会的経済損失は、年間約3.4兆円に上るとされています(2024年発表)。これらの課題に企業が積極的に対応することで得られる経済的メリットは年間最大約1.1兆円にのぼるとの試算もあり、女性の健康課題への対応は、企業の人的資本戦略の柱として注目されています。また、経済産業省が2025年に示した「第2回健康経営推進検討会」(2025年3月)では、女性の健康支援を明文化している企業は、そうでない企業と比べて従業員満足度や離職率に有意な差があることが報告されています。とりわけ、更年期症状への社内理解や支援制度の有無が、女性リーダー層の定着・登用に影響するケースも多く、ライフステージに即した職場環境整備が企業成長の鍵を握っていると示されています。

1. 目的

本講演会は、政府の最新施策と政策効果を踏まえながら、健康経営の観点から女性の多様な働き方・キャリア形成について深く学びます。多様なライフステージにある女性たちのリアルな声を通じて、参加者が自身のロールモデルに出会い、自らのキャリア・働き方を考えるきっかけとすることを目指しています。

2. 開催概要

・日 時:令和7年10月9日(木)13:30~17:30
・会 場:上田東急REIホテル 3階 信濃 (上田市天神4-24-1) 
・対 象:企業にお勤めの社員、管理職、経営者等
     ※性別を問わず女性活躍・健康経営に興味のある方は是非ご参加ください。
・参加費:無料

3. イベントの特徴

– 多様な経験を持つ女性登壇者による実体験の共有
– 健康経営と女性活躍の両面から学べる内容
– ロールモデル発見と他社とのネットワーク構築の機会

4. プログラム構成

13:30~13:35 開会・趣旨説明
13:35~14:05 基調講演 「健康経営を女性活躍から読み解く」(案)関東経済産業局様
14:05~15:25 登壇者によるミニプレゼンテーション(5名×10分)
15:25~15:35 休憩
15:35~16:20 パネルディスカッション
        テーマ「これからの女性の働き方と企業の役割」
16:20~16:30 閉会・アンケート
16:30~17:30コーヒー交流会

5. 登壇者(企業名五十音順)

 企業名所属・役職氏 名業 種
1株式会社エースマシナリ代表取締役栗林 美和子 氏金属加工機械卸売業
2株式会社地元カンパニー取締役渡邉 真貴 氏情報処理・提供サービス業
3東京精電株式会社品質保証部長戸谷 由佳 氏電気機器製造販売業
4株式会社バリューブックス執行役員水野 恵魅 氏古本の買取・販売事業
5株式会社宮下組総務部長  石塚 夕起 氏土木・建築・住宅事業
6有限会社宮城商店専務取締役宮城 恵美子 氏漬物・山菜佃煮の製造販売

6. 期待される効果

- 社内外のつながりづくり、ネットワーク形成のきっかけに
– 参加者が自身の働き方を再考し、意欲を高める
– 企業における健康経営と女性活躍推進の理解が深まる

【本件に関する問合せ先】
一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)担当 赤羽・尾島
TEL:0268-21-4377/FAX:0268-21-4382/Mail: arec22@arecplaza.jp