<7月20日(木)開催>脱炭素経営研究会第3回例会

Category: 催し物 その他
地域の企業が連携し、地域の特徴を生かし、脱炭素活動に取り組み、持続可能な社会を達成するための活動を目指しています。

■日 時:2023年7月20日(木)14:00~17:30
■会 場:AREC4F会議室(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)/Zoomオンライン 
■定 員:会場40名、オンライン40名
■共 催:公益財団法人 長野県産業振興機構 上田センター

■プログラム
14:00~15:05 基調講演                       
「東信州の再生可能エネルギーのポテンシャルと地域の脱炭素」 
          信州大学繊維学部 化学・材料学科 教授 高橋伸英先生
概要:地域の脱炭素を進めるためには、地域に賦存する再生可能エネルギーを最大限利用することは不可欠である。東信州の恵まれた再生可能エネルギーのポテンシャルを示すとともに、それを活用した地域の脱炭素の方向性について議論する。

- 休憩 -
15:15~16:45 会員企業取組紹介
 ①「脱炭素最後の地平ソーラーシェアリング」 ㈱ガリレオ 代表取締役社長 合原亮一氏
 ②「林業の現場から考える東信州の脱炭素」 信州地域エネルギー㈱ 代表取締役社長 田島忍氏   
 ③「木質バイオマス熱利用の普及拡大のための技術」 ㈱WBエナジー 代表取締役社長 梶山恵司氏
16:45~17:15 意見交換会                     
17:15~  交流会 

■内容詳細 ~会員企業取組紹介~

①「脱炭素最後の地平ソーラーシェアリング」 ㈱ガリレオ 代表取締役社長 合原亮一氏
概要:長野県の電源の半分を占めることになると予測されているソーラーシェアリングだが、設置はまだそれほど進んでいない。今なら低コストで独自電源を確保できる可能性が高いソーラーシェアリングに参入するにはどうすれば良いか、現状とその対策について概説する。
                       
②「林業の現場から考える東信州の脱炭素」 信州地域エネルギー㈱ 代表取締役社長 田島忍氏   
・会社紹介
【森林吸収による脱炭素】
・森林資源の概要
・森林による東信州のCO2吸収量
・Jクレジット(森林吸収)の現状と課題
【木材利用における脱炭素】
・木材バイオマス熱利用は、森と人の生活を間接的につなげ直す可能性を秘めている
・基本はカスケード利用(熱利用だけ考えても利用は進まない、建物での地域材の利用を!)
・普及していない理由(個人的見解)
・産業用、個人用を巻き込んだ地域の木材のエネルギー利用をトータルで進める必要がある(これがカギ)
・林業の補助金体系も含めた見直しも必要
⇒豊かな森林を次世代に残すことこそが重要で、その軸をブラさないように発電、熱利用を模索していきたい

③「木質バイオマス熱利用の普及拡大のための技術」 ㈱WBエナジー 代表取締役社長 梶山恵司氏
バイオマスは本来熱利用が合理的です。資源は日本全国どこでも存在しており、いたるところ膨大な量の化石燃料が燃やされています。特に需給ともに豊富な東信地域でのバイオマス利用のポテンシャルは膨大で、熱の脱炭素の切り札となりうるものです。しかしながら、当たり前のように普及拡大が進む欧州と異なり、日本におけるバイオマス熱利用は遅々としてすすまず、四苦八苦しているのが実情です。
日本でバイオマス熱利用の普及拡大を妨げてきた大きな要因は、バイオマス固有の技術に対する理解が不十分なまま、単にボイラーを化石からバイオマスに切り替えてきたことにあります。この結果、事業性や安定性を担保できず、市場の信頼を損ねる結果につながってきました。最近では、欧州の先進技術を取り入れた優良事例が出てくるようになりました。これによる成功体験は、今後のバイオマスの本格的な普及拡大のベースとなるものです。
本講演では、東信地域でのバイオマスによる熱の脱炭素加速化を目指し、ベストプラクティスにもとづく技術ポイントを解説します。
 

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