第205回リレー講演会(繊維・素材・感性工学分野)

Category: リレー講演会
■日時:平成30年9月13日(木)14:00~17:10
    終了後 名刺交換交流会17:10~
■会場:AREC [上田市産学官連携支援施設] 4階
 (上田市常田3-15-1 信州大学繊維学部内)
■参加費:無料

■14:00~15:00
講演1演題:「人体帯電圧による作業服の静電気的安全性評価に
      関する研究」
・講師:信州大学 学術研究院 繊維学系
先進繊維・感性工学科 教授 木村 裕和 氏
・概要:本講演では最初に静電気の定義と特徴を紹介し、静電気
トラブル 事例について述べる。特に、静電気トラブル事例では
人体に帯電した静電気が原因と考えられている静電気事故例を
具体的に述べる。
さらに、JISおよびIECに規定されている静電気帯電防止作業服に
関する規定項目とスペックに触れるとともに講演者が作業服の
静電気 的安全性の評価に人体帯電圧を導入すべきであると
考えた理由を述べる。最後に本研究で実施した人体帯電圧による
作業服の安全性評価に関する実験的検討結果について報告する。

■15:00~16:00
講演2演題:「セルロースを利用した材料づくり」
・講師:信州大学国際ファイバー工学研究所 繊維学部
化学・材料学科 機能高分子コース教授 後藤 康夫 氏
・概要:セルロースの利活用が再び脚光を浴びている。
セルロースは、バイオマスの観点のみならず、高いポテンシャルを
有する高性能ポリマーとしての側面を持つ。再生セルロース繊維や
ナノセルロースを導入したコンポジット等、演者が取り組んできた
セルロースを用いた材料づくりと特性について紹介する。
またセルロースナノファイバーにも焦点をあて、そのポテンシャルや
成形加工における難点等についても述べたい。

■(休憩後)16:10~17:10
講演3 パネルディスカッション 演題:「蚕都上田の将来性」
・司会進行:上田市農林部 農産物マーケティング推進室
農産物マーケティング専門員 長谷川 正之 氏
・パネラー : 信州大学 学術研究院 繊維学系 応用生物科学科
       教授  梶浦 善太 氏
       蚕養姫プロジェクト他の紹介(20分)

・パネラー : ARECアドバイザー
(元社団法人 日本絹業協会事務局長)武居 正和 氏
シルクパウダーについて(5分)
・パネラー: NPO法人 エリスン 多機能型事業所 舞田館
     企画 職業指導員 安達 孝之 氏
       事業紹介(10分)
・概要  :上田のシルクの紹介に始まり、蚕種(小石丸は皇室でも
使用)の一つ青白(明治の輸出品でヨーロッパ流行の微粒子病に強い)
の繭から上田産のシルク土産品への取組み紹介から、桑実・桑葉を
使った飲料・女性向け石鹸等の付加価値製品化へと今後の蚕都復活を
語って頂きます。

■申込:
AREC・Fiiプラザ事務局 宛電話 0268-21-4377
メール mousikomi@arecplaza.jp またはファックス 0268-21-4382
■詳細:
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