10月2日(水) 第2回コスト高対応研究会

経済の不確実性の中で事業を守り、発展させるためには、実践的な知識と戦略が不可欠です。物価高騰、コスト増加、原材料価格の上昇、輸送コストの高騰、円安などの課題に対処するためには、この地域の企業が結集し、知恵と経験を共有することが重要と考えます。
この研究会はAREC会員企業を参加メンバーとして、コスト高への対応策を学びます。そのなかで、会員企業にプレゼンをお願いし、実践されている事例や抱えている課題を紹介していただきます。そして意見交換や交流会を通じて共に学び合い、実践的な対策を練る場として活動します。また、会員企業の連携を深めることも大きな目的としています。

■日時:2024年10月2日(水)14:00~18:00
■会場:AREC4階会議室(信州大学繊維学部内)+オンライン
■対象企業:AREC・Fiiプラザ会員企業限定
■参加料:無料
■申込:申込フォームよりお申込みください。または、所属・氏名・連絡先・参加方法を事務局までご連絡ください。【申込締切 9月24日】

■開催内容
14:00~15:20 ゲスト講演
        小島庄司氏(ダオアンドクルー株式会社 船長・代表)
        小林一氏(元日系国際物流企業 中国法人責任者)
        竹本彩氏(日系国際物流企業 勤務)

【演題】コスト削減のために知っておくべき国際物流の現実と業者活用のコツ
【講演概要】
実は、国際物流の世界では「非日本路線(運賃が高く、物量の見通しが明確/物量が安定)」・「非日系企業」の貨物を優先する動きが進んでいます。外国勢に買い負ける中、どうやってコストを下げ、安定輸送力を確保していくか…。荷主とは異なる論理で動く物流業者を、一緒に考えて戦うパートナーとするためのヒントをお伝えします。

【講師紹介】
① 小島庄司氏 ダオアンドクルー株式会社 船長・代表
2004年に合弁企業の再建を託され中国へ。半年で資金が尽きる極限状況から経営を学ぶ。現地で日系企業の不正・解雇・紛争・撤退など重い経営課題と戦い「野戦病院」と呼ばれる。今回は聞き手兼トラブル事例の証言者。
② 小林一氏 元日系国際物流企業 中国法人責任者
80年代頭に北京留学。その後、国際物流企業で海外ネットワーク・市場開拓業務を歴任。国際物流の世界から見た日本企業の輸出入業務の課題・他国企業との比較など、引退後だから語れる客観的な視点を提供。
③ 竹本彩氏 日系国際物流企業勤務
日系国際物流企業で輸出・海外ネットワーク管理・営業等を担当、ベトナム・米国・仏国で海外勤務。異なる国・文化圏での経験を踏まえ、輸出入に不慣れな日本企業が知っておくべき国際物流の現実・要点を解説。

15:30~17:00 地元企業様のプレゼンテーション 「コスト高対応の現状、課題、対策、提案」
  (1)有限会社長野エーシーエス(坂城町) 代表取締役  田野口 直生 氏


  (2)株式会社アルプスツール(坂城町) 営業部 営業課 主任 野沢 祐司 氏
演題:生産設備の自動化及び生産性向上を目指した製品のご紹介
概要:人材の活用及び労働力不足を補う当社の取り組みをご紹介致します。
・高度なスキルを持つ人材に代わるロボット活用による自動化(製品検査・レーザーマーキングなど)
・AIを活用した微細欠陥検査。熟練社員の経験値を記憶・学習させ、ロボット・カメラで欠陥を発見。
・作業者のキャリヤに左右されない 独自のAQ²クイックチェンジシステム。熟練者が行う「時間と正確さ」が
 必要とされる段取り作業を、個々の能力に囚われることなく行って頂けるシステム。

17:00~18:00 意見交換会、交流会・名刺交換会(コーヒータイム)

次回第3回は、11月21日(木)です。ご参加お待ちしております。