11月13日(水) 脱炭素経営研究会第10回例会
脱炭素社会に向けて、2050年二酸化炭素実質排出量ゼロに取り組むことを「ゼロカーボンシティ宣言」として表明し、具体的な取り組み・対策を進める自治体が増えています。長野県及び東信州地域の多くの自治体も「ゼロカーボンシティ宣言」をしています。
そもそも「ゼロカーボンシティ」とは何ぞや?その内容は?どんな取り組みをしているの?私たちは何をしたらよいの?私たちはその内容を知り理解し、行動に移しているでしょうか?
今回の第10回例会では、改めて長野県及び東信州地域を代表して上田市のゼロカーボン戦略とロードマップをご説明いただき、どのような取り組みを進めているのかを知り、私たち自身も何かできることはないのかを考え、行動につなげるきっかけとしたいと思います。
※ゼロカーボンシティ宣言自治体
長野県‘19.12.6、立科町‘20.6.3、佐久市’20.10.12、小諸市‘20.10.23、東御市‘20.12.17、’ 上田市20.2.19、坂城町・千曲市‘22.2.14、長和町’22.8.29
■日時:2024年11月13日(水)13:30~16:40+交流会
■会場:AREC4階会議室(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
■開催方法:会場とZoomオンライン
■対象:脱炭素経営研究会会員、AREC会員を主とする企業関係者
■プログラム:
13:30~15:00 第1講演
演題:「2050ゼロカーボンの実現に向けた長野県の取組」
講師:長野県環境部環境政策課企画経理係 担当係長 馬島貴教氏
概要:長野県は、2050ゼロカーボンを目指し、「2030年度に温室効果ガス60%削減(2010年度比)」という、国の目標を大きく上回る中期目標を設定した「長野県ゼロカーボン戦略」を策定しました。また、その目標達成のためのシナリオである「長野県ゼロカーボン戦略ロードマップ」を策定し、分野ごとの『重点施策』を掲げ、取組を進めています。2050ゼロカーボンの実現に向けては、国や自治体のみならず、個人や企業、団体等、様々な主体が連携して、共に行動を積み重ねていくことが重要です。今回、県の戦略や施策についてご説明するとともに、地域脱炭素化の核になっていただきたい事業者の皆様に期待することをお話しします。
15:00~15:10 休憩
15:10~16:40 第2講演
演題:「上田市の地球温暖化対策と脱炭素先行地域づくり事業について」
講師:上田市環境部環境政策課ゼロカーボンシティ推進担当兼環境保全担当 係長 渡邉伸一氏
概要:「上田市地球温暖化対策地域推進計画」の重点プロジェクトと基本施策
「地球温暖化対策設備設置費補助の紹介(事業所向け)」
「脱炭素先行地域」の提案概要と事業計画について
「(株)サントエナジーうえだ」の会社概要と事業内容
16:40~ 交流会(コーヒーとお菓子)
■申込:申込フォームよりお申込みください。または、所属・氏名・連絡先・参加方法を事務局までご連絡ください。
■チラシはこちらよりダウンロードください。
主催:AREC・Fiiプラザ、脱炭素経営研究会
共催:長野県産業振興機構(NICE)上田センター
当日の様子
第1講演は馬島様より長野県の2050年ゼロカーボンを目指す「長野県ゼロカーボン戦略」および「長野県ゼロカーボン戦略ロードマップ」ついてご説明していただきました。長野県は「20230年度に温室効果ガス60%削減(2010年度比)」という国の目標を上回る中期目標を設定しています。行政だけでなく、個人、企業、団体などが連携して行動することが重要です。これらについての説明と企業などに期待することをお話し頂きました。
第2講演は初めに母袋様から「上田市地球温暖化対策地域推進計画」の重要プロジェクトと基本施策及び関連する「地球温暖化対策設備設置補助の紹介(事業所向け)」がありました。続いて伊藤様から上田市が採択された環境省の事業「脱炭素先行地域」の提案概要と事業計画についてご説明いただき、この事業の中核となる「(株)サントエネジーうえだ」会社概要と事業内容についてご紹介いただきました。
長野県、上田市のご講演ともに、参加者の関心がとても高く様々な質問が出され活発な意見交換が行われました。(宮坂)