2026年9月30日(水) 第26回産学交流ラウンジ【レポートあり】
大学の若手研究者による最新の研究シーズをご紹介するとともに、地域企業等の皆様との交流を通じて新たな連携のきっかけづくりを目的に開催しています。研究内容への理解を深めながら、研究者との交流の時間も設けており、新技術の発掘や課題解決のヒント、共同研究の可能性を探る機会として、ぜひご参加ください。当日は、研究室で合成した生成物を実際に見て頂けます。
■日時:2026年(令和8年)9月30日(水) 15:00~17:00
■会 場:AREC4階(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内) ※講演のみオンライン配信あり
■内容:15:00~16:00 講演
16:00~17:00 質疑応答、交流会
■講 師:信州大学繊維学部 化学・材料学科 准教授 新堀 佳紀先生
■演 題:原子ひとつで変わる金属クラスターの光機能
■概要: 有機配位子で保護され、原子数個~数十個の金属からなる「金属クラスター」は、原子ひとつの増減で性質が劇的に変化する特異な物質群で、サイズ・表面組成・合金化など原子精度でのチューニングにより、多彩な物性を引き出すことができます。本講演では、金属クラスターを精密合成する技術と、ナノ粒子にはない特異な光機能特性の解明について、最新の研究成果とともに紹介します。一例として、クラスターと蛍光色素の組み合わせによる三重項-三重項消滅アップコンバージョン(TTA-UC)についても紹介します。
■チラシはこちらよりダウンロードできます。
●お申込みは【申込フォーム】より、または、所属・氏名・連絡先・参加方法をご連絡ください。
当日の様子
金や銀などの金属原子が集まった「金属クラスター」に関する研究について、これまでの成果と今後の展望が紹介されました。高速液体クロマトグラフィーを活用し、従来は分離が難しかった金属クラスターを高精度に分ける技術を確立したことは、大きな成果の一つです。また、原子の数や組み合わせによる性質の違いや、光を発する仕組みについても研究を進めてきたことが説明されました。こうした基礎研究は、新たな機能性材料の設計につながることが期待されています。現在は、半導体や多孔性材料との組み合わせに加え、信州大学繊維学部の特色を生かし、繊維と金属クラスターを融合した新たな研究領域の開拓にも挑戦されています。先生のご講演を通じ、金属クラスター研究のさらなる発展と、産業への応用の可能性を感じることができました。(池田)
参加者10名




