2025年7月16日(木) 第277回リレー講演会(制御・センシング分野)【レポートあり】
■日時:2025年7月16日(水) 13:30~17:15
■会場:AREC4階(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
■開催方法:会場及びZoomオンライン(ハイブリッド形式)
■参加費:無料
~ 内容 ~
■講演1 13:30~14:30
演題:株式会社トラウム 新規事業 ロボットオプション設計支援サービスと商社事業のご案内
講師:株式会社トラウム ものづくり事業統括部 営業 係長 中村 洋 氏
FACT-LINK MARKETPLACE CO.,LTD General Director 矢積 悠紀子 氏
概要:AMR・AGV、ドローン等を中心としたメーカー製品に+@の機能を付け加えるロボットオプション設計サービスのご紹介と実際に信州大学様に納入実績のある弊社のAGVの走行デモを行わせて頂く予定です。もう一つの商社事業のご紹介もさせて頂きます。アジア全域からの輸入を行っており地場のロカール企業から直接物を購入できるのが弊社の強みです。講演では弊社のベトナム輸入を担当頂いているFACT-LINK MARKETPLACE CO.,LTD General Director 矢積 悠紀子 氏からこれから海外進出を考えている企業様に海外輸出入や地元企業とのやり取りの実体験を発表頂きます。
■講演2 14:30~15:30
演題:ランニングコストフリーを実現するエッジデバイス「NailEdge」
講師:株式会社カウベルエンジニアリング 経営戦略室 部長 市川 俊一 氏
概要:NailEdgeは、革新的なIoT用ゲートウェイです。LTE通信やクラウドのランニングコストがかからない構成を実現できるため、コスト効率に優れ、IoT化の障壁となっていた課題を解決します。本講演では、NailEdgeの技術的な優位性、実用例、業界への影響、そして未来の展望について詳しくご紹介します。さらに、具体的な導入事例を通じて、NailEdgeがどのように現場で活用されているかをお伝えします。例えば、設備・装置のリモート監視やデータの蓄積といったIoT化の障壁を克服する方法についても詳しく解説します。ぜひご参加ください。
<休憩10分>
■講演3 15:40~16:40
演題:機械システムの制御とAI技術応用
講師:信州大学工学部 機械システム工学科 教授 千田 有一 氏
概要:制御工学は様々な場面で活用されます。本講演では、様々な分野におけるその応用例を示します。まず、ポロシャツ生地のような柔軟布の自動縫製制御のため、撓ませず、皺を寄せずに布の位置や姿勢(角度)をハンドリングする方法とその制御の結果を示します。さらに、製造装置の異常予測問題について考え、装置の物理的特性の考察に基づいた信号処理と深層学習を用いた方法などについて紹介します。
■名刺交換・交流会 16:45~17:15 場所:AREC4階の交流スペース
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■お申込みはこちらの申込みフォームより、または、所属、氏名、メールアドレス、参加方法をARECまでご連絡ください。
■チラシはこちらよりダウンロードください。
当日の様子
参加者:26名(会場18名、オンライン8名)
「講演1.将来は災害時の人命救助に役立つ装置で、信州大学繊維部の研究と関連のある企業の営業担当」、「講演2.IoT導入を容易実現できるデバイスで、独自の商品を開発・販売している地域企業の責任者」、「講演3.柔軟布の自動縫製が難しいとされている課題に対して、柔軟布の自動縫製を研究している信州大学工学部の先生」を講師陣としてお迎えしました。 (池田)


参加者の声
・実例がいろいろと見ることができて参考となった。
・初めての参加させて頂きました。とても興味深く、また各業界での課題なども理解が深まった。