2月5日(水) 繊維系企業の経営力強化支援事業 令和6年度事業報告会

 地域経済を牽引する中堅・中核企業の新たな事業展開を支援し、地域経済の持続的な成長の実現を目的とした、経済産業省「令和6年度中堅・中核企業の経営力強化支援事業(プラットフォーム構築による新事業展開等支援事業)」の採択を今年度受け、「繊維系企業の経営力強化支援事業~サステナビリティ・グローバルネットワーク~」を進めてきました。
 このたび下記の通り、令和6年度の事業報告会を開催いたします。主に伴走支援先企業様による発表および展示がございますので、是非、会場参加を賜りたく広くご案内をさせていただきます。

日時:2025年2月5日(水)13:30~18:30
場所:上田東急REIホテル 3F 信濃(上田市天神4-24-1)
開催方法:会場 及び YouTubeライブ配信
交流会参加費:2000円(事業関係者・AREC会員企業は無料)
       ※受付にて、現金または電子決済でお支払いください。

主な目的(伴走支援先企業を想定):
1)新事業、新商品・技術等の用途開発、販路開拓に直結する場づくりとすること。
2)新事業の取組課題と今後のアクションプランを共有することにより、次年度以降の具体的な活動がイメージできること。
3)企業間または連携支援機関等との協業の深耕を啓発すること(ビジネスのシーズとニーズのマッチング促進)。

プログラム:
13:30-14:00 開会挨拶: 信州大学 繊維学部長 村上 泰 氏
       本事業の取り組み状況サマリー
       ・伴走支援状況、ワークショップ、国際展開の状況等
14:00-16:40 伴走支援先企業の発表 
       ・発表15分+質疑5分=各20分x想定7社+休憩20分 
       ・自社 PR 商品・サービスのパネル展示(交流会まで併設):想定9社
16:40-16:50 閉会挨拶(次年度以降の取組に向けて):ARECセンター長・専務理事 岡田基幸
17:00-18:30 交流会(軽食・アルコールあり)

お申込み:こちらの申込みフォームよりお申し込みください。
     または所属・氏名・連絡先・参加方法を下記までご連絡ください。

お問合せ:AREC事務局 メール:mousikomi(アットマーク)arecplaza.jp 電話:0268-21-4377

主催:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)、信州大学繊維学部ファイバーイノベーションインキュベーター(Fii)

チラシはこちらからダウンロードできます。

伴走支援先企業の発表/展示

 発表展示企業名/事業概要/特徴(順不同)※各社ホームページ等の公開情報より
1<丸井織物株式会社>
■衣料および産業資材用途のテキスタイル(織物)の企画・開発・製造
■IT事業(オリジナルTシャツ制作の「Up-T」をはじめとするウェブサービス)
○弊社は1956年に石川・能登で設立した、衣料/産業資材用途の織物を企画・開発・製造するテキスタイルメーカーです。合繊織物で国内トップシェアを誇ります。
○日本有数の繊維産地として栄える北陸地方で、変化に強いモノづくりによって技術力を磨いてきました。2017年には織→染の一貫体制を整え、更に変化を遂げています。
○繊維とITの融合というユニークな組み合わせにより、IoT化が進んだ先進的な工場やWEB事業の立ち上げ等、従来の枠にとらわれない発想で“カクシン”を起こします。
【発表】丸井織物の新規事業(テキスタイル/オンデマンド)/【展示】製品展示
2<カジナイロン株式会社(カジグループ)>
■カジグループは、仮撚加工・合繊長繊維織物の生産・ダブルニット生地の生産といった繊維部門と、繊維業界向けの自動化・省力化機械の開発・製造、自動車・二輪車業界向けの冷間鍛造部品を製造・機械加工するマシナリー部門からなる企業体です。
○カジグループは繊維機械の製造から糸加工、織物・ニット生地製造、縫製・最終製品までを行う企業体で、相互の連携(提案や実践)が特色です。1964年金沢にて設立。
○川上から川下までを持つ特色を生かして提案型のビジネスモデルを構築し、他の繊維企業とも連携を図ることで、ファクトリーブランドと産地の魅力を発信しています。
○東京に発信基地を設け、自社ブランドのPR・販売に加え、生地メーカーとしてのコンバーティング事業も展開し、自販ルートを広げていきます。
3<サンコロナ小田株式会社>
■インテリアから産業用資材等まで、世界トップクラスの技術力を核に幅広く開発し続ける総合繊維メーカー。
〇1955年に撚糸業として小松市で設立した、カーテン・衣料品・資材等につき素材から製品まで一貫体制の企画・製造・販売でトータルプロデュースを行うメーカーベンダーです。
〇自社開発設備で一本の親糸を無断糸で450㎞まで分ける分繊技術を基礎に、北陸産地で100社の協力工場、中国・ベトナムに子会社を有しグローバルサプライチェーンを築いています。
○炭素繊維複合材料分野に取り組んでいます。産学官連携で開発したプレス成形用シート「Flexcarbon」の製造販売を2017年に開始し自動車・スポーツ・その他分野等に適用予定です。
【発表】実施予定/【展示】実施予定
4<広撚株式会社>
■繊維原料・繊維資材及びこれらの製品・雑貨その他物資の輸出入及び販売業
■ポリエステル・ナイロン・アセテート・レーヨン等化合繊糸の販売、内地向・輸出向の化合繊及び天然繊維織物・編物等の製造販売
〇1930年創業の繊維商社。福井県を中心とする北陸繊維産地における産元商社として事業を展開。ファッション婦人衣料向け繊維を中心に、ユニフォームやメンズ、スポーツカジュアル衣料、インテリア、生活雑貨などへ製品用途を拡大。
5<長谷虎紡績株式会社>
■各種繊維製品ならびにカーペットの製造加工および販売 ※繊維/アパレル(メーカー)/インテリア・住宅関連
○私たちの主な事業は、紡績事業とインテリア事業の2つです。
紡績事業は、さまざまな「糸」をつくりスポーツやアウトドアシーンで着用される高機能製品を商品開発から製品化まで行っています。また、航空宇宙産業にも、私たちが作った糸が使用されています。
○インテリア事業は、「カーペット」を生産しています。その用途は、ホテルやオフィス、学校、ショッピングモール、シネコン、自動車の内装など様々な場所で使用されています。また、野球場をはじめサッカーグランドなどスポーツ用人工芝も生産しています。
【発表】実施予定/【展示】実施予定
6<株式会社朝日ラバー>
■工業用ゴム製品の製造・販売
○1976年に埼玉県川口市で創業し、自動車、医療・ライフサイエンス分野向けに独自技術による高付加価値のゴム製品を製造・販売しています。
〇工業用ゴムメーカー。弱電用高精密ゴムを中心に、採血用、薬液昆注用ゴム栓などの医療用ゴムも 手がける。車載・照明、医療・ライフサイエンスなどを重点事業分野に位置付け、基礎技術の研究開発に注力。
【発表】①弊社の事業、製品群のご紹介 ②本事業の成果/【展示】「RFIDタグ製品群」 および 「やわらか保護カバー製品群」 他
7<大阪有機化学工業株式会社>
■特殊アクリル酸エステルおよびそれらのポリマー、電子材料用高純度溶剤などの製造販売。
塗料原料、粘接着剤原料、インクジェット用原料、表示用材料、半導体用材料、化粧品原料、機能性エラストマー、有機圧電材料、電子材料用高純度溶剤/自動車塗料用モノマー(4-HBA)は世界シェア1位、半導体ArFレジスト用モノマーは世界シェア1位、化粧品用アクリル樹脂は日本シェア1位、液晶ディスプレイのスペーサーレジストは世界高シェア、UVインクジェット用モノマーは世界高シェア。
【発表】親水性コーティング剤について/【展示】同左
8<TENTOK株式会社>
■特殊紙および不織布の研究、開発、生産、加工、販売 ※2024年に創業70周年/家具・建材用紙や食品包装紙などの高級機能特殊紙を製造、販売する製紙メーカー
○弊社は1964年、富士市天間に設立しました。国内外の取引先にニーズに合わせ、建材用原紙、食品包装紙、産業用テープなど多種多様な機能紙を生産しています。
○薄手不織布の製造技術を活かし、RO(逆浸透)膜基材、リチウムイオン電池セパレーター基材などの製造や、微細化セルロースの量産機を導入し、微細化セルロースを配合した不織布や樹脂複合体といった環境に配慮した製品の開発に取り組んでいます。
9<ハビックス株式会社>
■不織布と衛生用紙の両輪。不織布はクッキングペーパーや紙おむつ表面材向けに展開。衛生用紙は吸収体の包合紙としての用途。第3の事業領域として医療・介護分野を開拓。
○弊社は1950年に設立し、岐阜県内の本社および四つの工場にて事業活動を展開しています。また紙と不織布の製造技術を有する、国内唯一の総合メーカーです。
○岐阜は紙漉きに必要な上質な水資源に恵まれています。日本の中心に位置するメリットも活かし、国内および海外からの多種多様なニーズに対応しています。
10<株式会社スギノマシン>
■高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電所検査保守用機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発・設計、製造、販売
○1936年・大阪で創業、戦時中に富山へ移り、超精密技術による金属加工、超高圧水で切断・洗浄するウォータジェット技術などを駆使した多彩な商品群を提供しています。
○福島第一原発の廃炉に向けた溶解核燃料取り出し工法の研究、新素材・バイオマスナノファイバーの日本初大量生産など、枠にとらわれない独自商品の開発を特徴としています。
【発表】バイオマスナノファイバーBiNFi-s(ビンフィス)と用途展開
【展示】バイオマスナノファイバーBiNFi-s(ビンフィス)とその応用製品
11<株式会社城南製作所>
■自動車用部品・農業用機械部品の開発・製造並びに販売
〇当社は、自動車の開閉部品の開発と製造に特化した企業です。取り扱っている製品は、ドアウィンドレギュレーター、ヒンジ、ロック、チャージポート、アクチュエーターなど、自動車の機能性と安全性を高めるための重要な部品です。
これらは、最新の技術と厳格な品質管理のもとで製造されており、自動車の快適性、利便性、安全性を向上させるために不可欠です。私たちは、これらの部品がお客様の自動車生活をより豊かにすることを目指しています。
【発表】果樹向け自動追従運搬車、開発の経緯と成果/【展示】パネル展示と動画放映

協力企業の発表/展示

 発表展示企業名/事業概要/特徴(順不同)※各社ホームページ等の公開情報より
1<加茂繊維株式会社>
〇弊社は1973年8月に岡山県津山市でグンゼ㈱協力工場として設立し、最盛期は日産1万枚のインナーを製造し、その後アウターのOEMや自社ブランドを展開、現在”着る岩盤浴 BSファイン”の通販、海外出店も行っています。
〇繊維集積地の技術を活かし、天然鉱石ブラックシリカをポリエステル繊維に練込むことで、蓄熱性能が高く、身体を温めるだけでない多くの機能を有する独自素材”着る岩盤浴 BSファイン”を開発、展開しています。
○現在、直販に特化して通販で全国展開し、海外展開を視野にバンコク伊勢丹でもショップ展開をしています。さらに国内企業との共同開発や衣料のみならずその他分野への用途開発、大学との共同研究も実施しています。
2<エムケー精工株式会社>
■モビリティ関連機器、生活機器の製造販売および輸出入
〇エムケー精工は、業界トップクラスのシェアを誇る門型洗車機をはじめ、整備機器、LEDを使った交通情報版などの【モビリティ&サービス】、ホームベーカリーやもちつき機などの白物家電、収納庫、シニア向け家電などの【ライフ&サポート】の2つの領域において「美・食・住」をテーマに事業を展開しています。
【展示】AZx防犯・監視カメラの展示(パネル+実機)