7月11日(木)開催 第268回リレー講演会(IT AI DX分野)

■日時:2024年7月11日(木) 13:30~17:00
■会場:AREC4階会議室(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内AREC)
■開催方法:会場及びZoomオンライン(ハイブリッド形式)
■参加費:無料

【内容】
■主旨説明 13:30~13:40 
 東信州次世代イノベーションプランの取組とAI/DX活用に向けて
 AREC産学連携コーディネータ 滝沢 一秀

■講演1  13:40~14:30
演題:宇宙ビッグデータxAIですすむ最新DX事例
講師:株式会社天地人 事業開発部 上村 遥子 氏(JAXAが初めて出資したベンチャー企業)
概要:1兆円新基金の投資もはじまり、益々成長産業として注目される宇宙産業。その牽引ドライバーである衛星データ市場の国内でのビジネス活用事例を紹介します。インフラ管理の効率化、脱炭素社会への貢献、気候変動による農業課題など国内海外を問わずインパクトのある産業へ「宇宙ビッグデータ」の活用可能性があります。今までアプローチが難しいとされた様々なビジネス上の課題解決がすすむヒントがあるかもしれません。

■講演2  14:30~15:00
演題:東信州DX実践事例紹介1: 手の届くDX化
講師:吉田工業株式会社 DX推進グループ リーダー 佐藤 崇 氏
概要:ノーコードで身近にあるアプリとツールを使ったデジタイゼーションの取組をご紹介いたします。クラウド・QRコード・イントラネット等の活用により、現場目線で身の丈にあった自律的なデジタル化を目指しています。主に地域の中小製造業の皆様にもリファレンスモデルとして、是非お聞きいただければと存じます。

■講演3  15:00~16:00
演題:最新の生成AIトレンドとChatGPTを使った業務効率化事例7選
講師:株式会社デジライズ CEO 茶圓 将裕 氏
概要:最新の生成AIトレンドについて、日本を代表するAIスペシャリストがご紹介いたします。デジライズ社はAI導入が進む海外諸国に日本の中小企業が遅れを取ることなく、国内企業の生産性向上をAIツール×リテラシーでサポートしております。主に、ChatGPT等の生成AIを活用した身近でわかりやすい内容をお伝えする予定です。初心者の方からビジネスユーザーの方まで、AIの利便性を肌感覚で実感いただければ幸いです。

<休憩10分>

■講演4  16:10~16:40
演題:東信州DX実践事例紹介2: 製造業におけるChatGPTへの実践アプローチ
講師:株式会社アルプスツール 経営企画部 村田 恵 氏
概要:製造業の業務効率化プロジェクトについてご紹介いたします。東信州DX大学が主催した『生成AIを活用した「事業企画書作成支援」講座』に参加し、それを起点に経営企画課でChatGPTなどを試験的に活用しています。具体的には、文書作成の補助や作業手順書の多言語翻訳を試行中です。試験的な導入から全社での活用を目指し、プロジェクトを立ち上げ、活動をしています。

■名刺交換・交流会 16:40~17:00 場所:AREC4階の交流スペース

■お申込みは申込フォームからお願いします。
 または、所属、氏名、メールアドレス、参加方法をARECまでご連絡ください。

■チラシはこちらからダウンロードできます。

当日の様子

先進的な事例と、地に足の着いた実践事例とバランスの良い講演内容でした。生成AI導入やChatGPTの具体的な活用事例が紹介され、多くの参加者が実務への導入を前向きに検討し始めるなど、大変有益な内容となりました。また、宇宙ビジネスやDXの最新事例も興味深く、今後の業務に役立つ知見を得たとの声が多くありました。特に、現地参加の重要性を再認識し、直接意見交換できる場の価値を感じたという意見も見受けられました。(滝沢)

講演会の様子
交流会の様子

参加者の声

・目的であった講演者と色々ご意見いただけたことは参加してよかったと思います。距離的なこともあり安易にリモート参加にしてしまいがちですが、深く意見交換ができるのは現地参加であることを改めて痛感しました。
・各社の取り組み状況や最新のAI活用事例が聞け有意義な講演会でした。
・企業現場の実例をお聞きできて参考になった。
・丁度生成AIの活用を本気で検討しなければと考えておりましたので、非常にタイムリーでホットな話題に触れることができ大変よかったと思います。