2025年12月1日

一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)(以下「当センター」)は、中小企業庁が策定した「中小M&Aガイドライン(第3版:令和6年8月)」の趣旨を深く理解・尊重し、本ガイドラインに定められた基本理念、行動規範および実務指針を遵守することをここに宣言いたします。
当センターは、中小企業および小規模事業者の円滑な事業承継、持続的成長、地域経済の発展に資することを目的として、公正・中立・誠実かつ透明性の高いM&A支援サービスを提供してまいります。

1.基本姿勢

  • 支援対象となる中小企業者の真の利益を最優先とし、当事者双方にとって公正かつ合理的なM&Aの実現に努めます。
  • M&Aが企業・従業員・取引先・地域社会に与える影響を十分に認識し、長期的視点に立った支援を行います。

2.支援内容および役割の明確化

  • FA業務、仲介業務その他の支援類型について、自らの立場・役割・責任範囲を明確に説明したうえで業務を遂行します。
  • 支援開始時および重要な局面において、支援内容や意思決定プロセスについて十分な説明を行います。

3.利益相反管理

  • セルサイド・バイサイド双方を支援する場合には、利益相反の可能性を十分に認識し、その内容および対応方針を事前に明示します。
  • 利益相反が生じ得る場合には、情報管理体制の整備や説明・同意取得等、適切な管理措置を講じます。

4.契約および報酬の適正化

  • 契約条件、報酬体系、手数料算定方法について、合理性・妥当性・予見可能性を確保し、分かりやすく説明します。
  • 過度な成功報酬、過剰な拘束を伴う専任契約、不適切な中途解約制限等は行わず、健全で公正な契約関係を維持します。

5.説明責任・記録管理

  • 相手先探索、条件交渉、意思決定支援等の重要なプロセスについて、説明責任を果たすとともに、必要な記録を適切に作成・保存します。
  • ガイドラインおよび関係制度に基づき、必要な情報開示・報告を適切に行います。

6.法令遵守および情報管理

  • 関係法令、個人情報保護法、守秘義務を遵守し、相談者および関係者の情報を厳格に管理します。
  • 不正・不当な取引慣行の排除に努め、社会的信頼の確保を重視します。

当センターは、今後も中小M&Aガイドライン(第3版)の趣旨を踏まえ、専門性の向上と業務品質の継続的改善に取り組み、中小企業者から信頼される支援機関として地域経済の発展に貢献してまいります。