8月7日(木) 第278回リレー講演会(エネルギー・環境分野)GX推進・脱炭素経営研究会共催
企業や自治体においてはGXの推進や脱炭素経営への取り組みが急務となっています。その中で、再生可能エネルギーの活用は重要な柱の一つであり、特に実用化が進む新技術への理解と導入は、競争力ある持続可能な社会の構築に不可欠です。
このたび、脱炭素経営研究会との共催により、「再生可能エネルギーの最新技術とその可能性」に焦点を当てた講演会を開催いたします。本講演会では、「地中熱利用」と「ペロブスカイト太陽電池」という注目の2分野について、先進的な取り組みを行う専門家をお招きし、それぞれの技術的特長、導入事例、将来的な展望についてわかりやすくご紹介いただきます。
■日時:2025年8月7日(木) 13:30~16:40
■会場:AREC4階(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
■開催方法:会場及びZoomオンライン(ハイブリッド形式)
■参加費:無料
~ 内 容 ~
■講演1 13:30~14:45
講師:株式会社角藤 環境ソリューション室 砂原 浩明 氏
演題:ゼロカーボン社会実現のために「地中熱」が果たせる役割
~再生可能エネルギー「地中熱」の活用方法~
概要:再生可能エネルギーといえば、太陽光や風力など「創エネ」をイメージされる方が大半ですが、地中熱利用は「省エネ」に貢献できる再生可能エネルギーです。地中熱とは100m前後の浅い地盤に存在している年中温度変化のない恒温のエネルギーで、冷暖房や給湯、融雪など熱を使う用途で活用できます。夏は外気より温度の低い地中に熱を放熱し、冬は外気より温度の高い地中から熱を採熱することで、空気や化石燃料を使うよりも大幅に効率の良い運転が叶うため、消費電力、CO2の排出量を抑え、建物のZEB化、電気代の削減に大きく貢献できます。
本講演では、新たな「省エネ」施策となり得る地中熱利用の特長、効果、導入事例を紹介させて頂きます。
<休憩10分>
■講演2 14:55~16:10
講師:株式会社エネコートテクノロジーズ 商品開発部 ゼネラルマネージャー 廣島 安 氏
演題:社会実装に向けたペロブスカイト太陽電池の開発
概要:ペロブスカイト太陽電池(PSCs)は高い発電効率を有すると共に、「薄い、軽い、曲がる」太陽電池として幅広い利用が期待されています。また太陽光下だけでなく、屋内等の低照度環境下でも高い発電効率を有するため、IoTデバイス等の電源としても期待されています。弊社はPSCs専業のスタートアップ企業として、その基礎的な材料開発から用途に応じた太陽電池モジュールの製品化まで取り組んでいます。
本講演では、弊社で開発しているPSCsの基本的な構成や製造方法、また太陽電池の特性について紹介いたします。また実用化に向けて進めている各種実証試験についても触れ、今後の展開について述べたいと思います。
■名刺交換・交流会 16:10~16:40
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■お申込みはこちらの申込みフォームより、または、所属、氏名、メールアドレス、参加方法をARECまでご連絡ください。
■チラシはこちらよりダウンロードください。