この度、地域の中堅・中核企業を対象とした、経済産業省「令和6年度中堅・中核企業の経営力強化支援事業補助金(プラットフォーム構築による新事業展開等支援事業)」に採択されました。本事業は、欧州での環境規制強化の動きも見られる中で、繊維系中堅企業が新たな事業展開を図るとともに、中堅企業が自ら国際的なネットワークを構築するための支援を行うものです。
本ワークショップは、第1部は一般の方も対象とした、専門家による「GRS認証取得のステップ」や「製品と環境を両立させる戦略」、および「グローバル展開の実践」に関する講演を行います。第2部では、本事業の伴走支援先企業の皆さまと講師、連携支援機関の皆さまによるワークショップや交流会を開催します。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
【日程】
第1回:2024年11月07日(木)14:00~16:40 会場:信州大学OVIC(上田市踏入2-16-24)
第2回:2024年11月15日(金)14:00~16:40 会場:AREC(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
第3回:2024年12月09日(月)14:00~16:40 会場:AREC(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
第4回:2025年01月23日(木)10:30~12:30 会場:上田東急REIホテル(上田市天神4-24-1))
※全回オンライン配信あり
【内容】
第1部:基調講演
第2部:ワークショップ(パネルディスカッション、交流会)
【参加対象】
第1部講演会:一般企業、本事業伴走支援先企業、連携支援機関
第2部ワークショップ:本事業伴走支援先企業、連携支援機関、連携支援機関が強く推薦する企業
【参加費】無料
【申込】申込フォームよりお申込みください。または、お問合せ先まで所属・氏名・参加方法をメールでご連絡ください。
申込締切:第1回 11/5(火)、第2回 11/13(水)、第3回 12/5(木)、第4回 1/21(火)
【お問合せ】
AREC産学連携コーディネータ 柳澤重一
メール arec10@arecplaza.jp 電話 0268-21-4377
【主催】
一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)、信州大学繊維学部ファイバーイノベーションインキュベーター(Fii)
第1回
繊維分野において新事業を展開するにあたって、欧州における環境配慮規制等の最新情報の把握、DPP等に求められている要求事項の理解が重要です。本ワークショップでは、国際認証の重要性と、取得のために行うべき行動を学び・考えることを目的としています。
日時:2024年11月7日(木)14:00~16:40
会場:信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター(OVIC)(上田市踏入2-16-24)
開催方法:会場 及び YouTubeライブ配信
内容:
<第1部>
14:00~14:05 開会 主催者挨拶
14:05~15:05 基調講演
講師:一般財団法人M.S.I.理事/甲南大学講師 稲垣貢哉氏
演題:サスティナビリティに関する国際認証の重要性と取得に向けてのアクション
概要:繊維業界では“サスティナブル”という言葉が溢れていますが、その本質と重要性をご存知でしょうか? 欧米と新興国、日本の取組の違いはご存知でしょうか? エネルギーコスト増大、賃金アップ、労働者の不足への対応や事業継承・将来への展望等々全て“サスティナビリティ”という言葉に関連しているのです。業界・業態の変化に対応するだけでなく、自社の存続と将来を考える岐路に立たされていることに気づき、行動を起こすための時間を一緒に過ごしませんか?
15:05~15:15 休憩
<第2部>
15:15~15:55 パネルディスカッション(参加メンバー)
信州大学繊維学部長 村上泰氏、信州大学繊維学部リサーチフェロー 梶原莞爾氏、伴走支援先企業、連携支援機関、一般参加者
15:55~16:35 名刺交換会・交流会(コーヒータイム)
16:35~16:40 挨拶、連絡事項 閉会
第2回
環境配慮規制対応では、製品の製造元から原材料、リサイクル性から解体方法に至るまでの対応やCO2排出量など製品のLCAの評価・記載などの対応が求められており、実現にはコストを伴います。本ワークショップでは、持続可能な事業展開実現のためのアプローチ方法ついて学び・考えます。
日時:2024年11月15日(金)14:00~16:40
会場:AREC4階会議室(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
開催方法:会場 及び YouTubeライブ配信
内容:
<第1部>
14:00~14:05 開会 主催者挨拶
14:05~15:05 基調講演
講師:hap株式会社 代表取締役 鈴木 素氏
演題:サーキュラーファッションで企業ブレイクスルーを実現 ~持続可能な成長と世界市場への挑戦
概要:サーキュラーエコノミーの導入は、環境保護とビジネスの持続可能性を両立させる重要な課題です。しかし、その実現には高いコストが伴います。本講演では、繊維関連企業がこのコストを効率的に管理しながら、サーキュラーファッションを推進し、企業としての「ブレイクスルー」を達成する方法を探ります。具体的には、技術革新や産官学共同研究、戦略的パートナーシップを通じて、サーキュラーエコノミーを競争優位の源泉として活用する戦略を提案します。そして、このアプローチにより、日本の繊維アパレル産業が持続的な成長を遂げ、世界市場での成功を収めるための道筋を検討します。サーキュラーファッションがもたらす新たなビジネスチャンスを最大限に活用し、企業の成長を加速させるための具体的な方法論を考えています。
15:05~15:15 休憩
<第2部>
15:15~15:55 パネルディスカッション
信州大学繊維学部長 村上泰氏、信州大学繊維学部リサーチフェロー 梶原莞爾氏、
伴走支援先企業、連携支援機関、連携支援機関が強く推薦する企業
15:55~16:35 名刺交換会・交流会(コーヒータイム)
16:35~16:40 挨拶、連絡事項 閉会
第3回
国際的な市場開拓のため国際連携により新たな国際バリューチェーンの構築が必要になります。本ワークショップでは、グローバル市場で優れた技術や製品を販売していくために何を実践すべきか?事例を交えて理解することを目的とします。
日時:2024年12月9日(月)14:00~16:40
会場:AREC4階会議室(上田市常田3-15-1信州大学繊維学部内)
開催方法:会場 及び YouTubeライブ配信
内容:
<第1部>
14:00~14:05 開会 主催者挨拶
14:05~15:05 基調講演
講師:株式会社ナフィアス 顧問 熱田二郎氏
演題:グローバル思考と実践
概要:日本企業がグローバル市場でその優れた技術や製品を販売していくためには、単にマーケティングだけではなく、自社の優れた技術や製品をどのような市場や文化であっても興味を持たれ、理解され、そして購入される必要がある。その中でも重要なものが、「コンセプト」と「主張」である。コンセプトは、技術や製品の持つ独自の概念であり、主張はそれを説明ではなく主張することである。主張にはその技術や製品のビジョンも含まれる。その技術や製品がどのように社会や世界を変えるのかというビジョンである。講義では世界的に有名になった日本の現代アートと日本の技術や製品を比較しながら実践の事例を紹介する。
15:05~15:15 休憩
<第2部>
15:15~15:55 パネルディスカッション
信州大学繊維学部長 村上泰氏、信州大学繊維学部リサーチフェロー 梶原莞爾氏、
伴走支援先企業、連携支援機関、連携支援機関が強く推薦する企業
15:55~16:35 名刺交換会・交流会(コーヒータイム)
16:35~16:40 挨拶、連絡事項 閉会
第4回
本ワークショップでは、本事業の取り組みの一つである国際的なマーケティング支援の観点から、経営力強化の為になぜグローバル展開が必要性か、どうグローバル展開を実践すればよいかを事例を通じ理解することを目的とします。
日時:2025年1月23日(木)10:30~12:30
会場:上田東急REIホテル(上田市天神4-24-1)
開催方法:会場 及び YouTubeライブ配信
内容:
<第1部>
10:30~10:35 開会 主催者挨拶
10:35~11:35 基調講演
講師:萩原工業株式会社 経営企画室 室長 高宮純一氏
演題:経営力強化のためのグローバル展開について
概要: なぜ我が国企業は国内のみならず、グローバル展開が必要であるか? 経営力強化のために、どのようにグローバル展開をしたら良いのか? 26年間のJETRO(ジェトロ:日本貿易振興機構)勤務における約13年間の海外(タンザニア、イラン、エジプト)駐在と地方の3年間の岡山事務所勤務の経験及び我が国企業の海外ビジネス支援の実績。ジェトロ岡山勤務時代に岡山大学大学院(公共政策学修士(MPP))で学んだ地方創生、地域経済の活性化の学術的な方法論。その後、転職先の現在の岡山県倉敷市の萩原工業株式会社で実践しているグローバル展開の実例を通じて具体的にご説明させていただきます。
11:35~11:45 休憩
<第2部>
11:45~12:35 パネルディスカッション
信州大学繊維学部長 村上泰氏、信州大学繊維学部リサーチフェロー 梶原莞爾氏、
伴走支援先企業、連携支援機関、連携支援機関が強く推薦する企業
12:35~12:40 挨拶、連絡事項 閉会
( 12:40~ AREC新春特別講演会の交流会 を開催しています。伴走支援先企業、連携支援機関の皆さまもぜひご参加ください。)