<3月8日(水)開催>第18回産学交流ラウンジ

Category: リレー講演会
信州大学繊維学部の先生方の研究シーズを地域企業等へ紹介し、将来的に産学連携へ発展させることを目的に開催しています。

■■第18回産学交流ラウンジ■■

日  時:2023年3月8日(水)15:00~17:00
会  場:信州大学繊維学部内AREC4F(上田市常田3-15-1)、高島研究室
      ⇒ 研究紹介(講演)のみオンラインでも開催することとしました。

対  象:再生医学、生殖生物学、実験医学に興味のある皆様、
     特に予防・治療法のない男性不妊に関心のある方
参加費:無料

講師:
信州大学繊維学部応用生物科学科・同先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所  高島 誠司 先生 

タイトル:
精子を作る仕組みが成立・破綻する仕組みを理解し再構築する -男性不妊を克服するための基礎研究-

内  容:研究紹介、研究室見学、質疑・交流会
     15:00~16:00   研究紹介(AREC)
     16:00~16:30頃 研究室見学
     16:30頃~17:00 質疑・交流会(AREC)

概要:
厚生労働省令和三年度の資料によると、子供を欲しいカップルのうち、不妊なのではないかと心配するカップルは2.9組に1組、実際に不妊治療を経験したカップルは5.5組に1組存在します(厚労省”不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック” 令和3年度)。そして2019年度の出生児のうち7%、14.3人に一人が不妊治療により出生しています。日本は補助生殖医療大国と言われていますが、今後、欧米中印等諸国が日本に続き少子高齢晩婚化に突入すると予想されることから、補助生殖医療や不妊治療の需要は世界的に高まると予想されます。
従来、不妊の原因として女性要因に注目が集まっていましたが、近年の医療統計から、不妊症例の半数近くが男性要因に由来することがわかってきています。こうした背景から、実は男性の不妊がなぜ起こるのかは実はよくわかっておらず、故に診断・予防・治療法の研究がほとんど進んでいません。
今回のプレゼンテーションでは、演者が取り組んできた精子の元になる幹細胞『精子幹細胞』の性質や研究の発展についてお話しし、さらに最近取り組み始めた『精子幹細胞が精子を作る過程を観察するシステム』『ヒトの男性不妊を実験動物で再現する』取り組みについてご紹介します。


ご案内チラシはこちらよりご覧ください

■お申込み
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TEL/0268-21-4377 FAX/0268-21-4382 Mail/mousikomi@arecplaza.jp