第208回リレー講演会(産業機械・ロボット分野)

Category: リレー講演会
■日時:平成30年12月13日(木) 14:00~17:00 
 ※終了後(17:00~)名刺交換交流会開催
■会場:公益財団法人さかきテクノセンター(長野県埴科郡坂城町南条4861−35)
講演1                                
・14:00~15:00
【演題】「月・惑星探査ロボットの移動機構に関する研究とその応用」
講師:   芝浦工業大学 システム理工学部 教授 飯塚浩二郎 氏
【概要】 月や惑星表面は、レゴリスと呼ばれる軟弱地盤で覆われている。
移動体は軟弱地盤を移動する際、すべり現象や沈下現象を起こし、
通常走行とは異なった運動を行う。特にロボットの車輪が深く埋まって
しまうとそこから動けなくなり、探査中断あるいは中止となってしまう。
この発表では、その運動特性について実験的検証した内容を報告する。
また、その特性を見出し、ユニークな月面探査ロボット用車輪や移動機構を提案する。
さらに、それらの知見を生かし、畦畔走行をしながら草刈り作業を行うロボットの
開発や被災地走行を目指して提案している可変剛性空気レスタイヤについて紹介する。

・講演2                                
15:00~16:00
【演題】「ロボット介護機器の開発ガイド ~設計および効果評価の支援技術を中心に~」
講師:  国立研究開発法人産業技術総合研究所 ロボットイノベーション研究センター
     サービスロボティクスチーム長 松本吉央 氏
【概要】昨年度までの5カ年でAMEDロボット介護機器開発・導入促進事業が実施されました。
本公演ではその成果物である機器開発のガイドブックについて概説し、
その中の設計・評価支援技術や、メーカーによる機器の開発・導入事例について説明します。

・講演3                                
16:00~17:00
【演題】「最先端製品を支える樫山工業の真空ポンプ」
講師:   樫山工業株式会社 技術本部 第一技術開発部 副部長 田中則光 氏
【概要】 当社は1986年に国産初のドライ真空ポンプを開発して以来、
情報社会のキーデバイスである半導体や液晶パネルの製造プロセス用の
真空ポンプメーカとしてお客様の生産性向上に貢献してまいりました。
近年では国内だけではなく台湾、韓国、中国等のアジア地区を始め、
欧米にも拠点を開設しグローバルな事業展開を行うと共に、既存分野以外の
食品・医療や研究機関向けの新製品も開発し、新産業分野への更なる事業拡大も
行っております。
本講演では移り変わるお客様のニーズに合わせた商品開発を行い、
現在では世界シェア2位に成長した当社の会社紹介、市場動向、製品技術について説明させて頂きます。

■申込: AREC・Fiiプラザ事務局 宛電話 0268-21-4377
メール mousikomi@arecplaza.jp またはファックス 0268-21-4382
■詳細:
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