第182回リレー講演会 (戦略分野の業界及び技術動向)

Category: リレー講演会
第182回リレー講演会(戦略分野の業界及び技術動向)
今回のリレー講演会では、平成27年度経済産業省事業
「戦略分野コーディネート事業」を経産省から委託された
一般財団法人日本立地センター様のご協力により、以下の4つの
戦略分野における業界、及び技術動向に関して、各分野の戦略分野
コーディネータから解説して頂きます。
また地域におけるオープンイノベーションを進める際に有効な
公設試の活用方法についても紹介して頂きます。

●日時:平成28年 9月21日(水)14:00~17:20
               終了後 名刺交換交流会を開催
●会場:信州大学繊維学部内AREC
(上田市産学官連携施設4階)
●主催:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)
●共催:上田商工会議所工業部会

<プログラム>
■14:00~14:05
主催者挨拶  
■14:05~14:45
講演1 <エレクトロニクス分野>
・演題:「企業間マッチングの加速によるオープンイノベーションへの参画」
・講師:一般財団法人ニューメディア開発協会 
 新情報技術企画グループ 林 充宏 氏
・概要:経済産業省(近畿経済産業局)からの受託事業で、
近畿地区の中小企業の有望シーズ(エレクトロニクス・IoT分野)を
各種企業に紹介するマッチングを実施。
有望シーズの見せ方、マッチングの進め方、今後のキーワードなどについて、
今までの経験を通してのノウハウをご紹介します。
積極的にマッチングを進め、益々盛んになるオープンイノベーションに
参加しましょう。 

■14:45~15:25
講演2 <介護・福祉機器分野>
・演題:「介護・福祉機器から健康開発機器へ」
・講師:経営支援NPOクラブ 副理事長 柴田 勝 氏
・概要:超高齢者社会の日本では膨らむ社会保障費の増加を極力抑制
するため、健康寿命の延伸が最大の課題となっており、
介護・福祉機器の果たす役割は大きなものがあります。
これらの期待から、多くの企業が当該分野に参入もしくは参入を
試みていますが、必ずしも全てが順調に市場拡大に成功している状況には
ありません。とりわけ開発については多額の開発補助がされているにも
かかわらず、現状を見ると製品の商品ライフが2年以内と短いものが多い。
ここでは現在の当該製品の市場の分析、現状の開発状況及び課題
、開発成功事例などを説明します。
また平成27年度経済産業省事業「戦略分野コーディネート事業」
でのアンケート調査及びヒアリング結果などから、本分野に於ける
中堅・大手企業が、介護・福祉器機の今後の方向をどう見ているか、
そしてその時中小企業に何を期待しているのかを説明し、
これら企業にどのようにマッチング対策を立てるかの対応策を述べます。

■15:25~15:40 <休憩>

■15:40~16:20
講演3 <再生医療分野>
・演題:「再生医療ビジネスの展望」
・講師:一般社団法人 再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)
    再生医療産業化拠点実証タスクフォース(RMIT)
    事務局長 森 冬比古 氏
・概要:日本における再生医療産業化の現況と展望を、再生医療等製品の
上市・開発状況、産業としての再生医療の特殊性、世界との競合、
日本の法規制改革とそのインパクト等々の観点から概括し、
そのフレームワークの中でFIRM、RMITのミッション、活動、狙い、
実績等につき紹介し、議論に供したいと思います。

■16:20~17:00
講演4 <素材分野>
・演題:「連続繊維熱可塑性複合材料CFRTP・GFRTPと自動車量産事例」
・講師: サンワトレーディング株式会社 代表取締役 馬場 俊一 氏
・概要: 1997年に Bond Laminates社(独)が設立され、
連続繊維熱可塑性複合材料 Tepexの製造が開始されました。
欧米では、航空・自動車・モバイル・スポーツ用品等の様々な
用途に採用されています。
国内でも 今年3月にホンダ クラリティ フューエルセルの
リアバンパービームに量産採用され、今後の展開が期待されます。
材料の特徴・成形法・量産事例を紹介します。

■17:00~17:20
講演5 <地域におけるオープンイノベーションの進め方>
・演題:「公設試を活用していますか?」
・講師: 一般財団法人日本立地センター 
 地域イノベーション部長 梶川 義実 氏
・概要:全国には都道府県や市町村が設置・運営している
公設試験研究機関(公設試)が約100箇所あります。
私どもでは、経済産業省の委託事業として81機関15,000台の
機器を簡単に検索できるシステムを開発し、本年4月から経産省の
Webサイトで公開しています。製品の性能、品質、機能、優位性などを
正確に定量的に示すことは自社の競争力を広くPRする有効な手段です。
公設試の機器を活用し、ビジネスにお役立て下さい。
講演会ではシステムや利用効果を紹介します。
公設試では最新鋭の機器と親切な研究員が皆様をお待ちしています。

■17:30~18:30  名刺交換交流会
●申込み先 E-mail; mousikomi@arecplaza.jp
FAX 0268-21-4382
詳細http://arecplaza.jp/skins/mysite/upfile/next_relay182.pdf
詳細・申込書はこちらをご覧ください