第155回リレー講演会【環境・エネルギー分野】

Category: リレー講演会
AREC・Fiiプラザより、第155回リレー講演会のご案内です。
今回は【環境・エネルギー】分野の講演会です。
ぜひ、ご参加ください。

■AREC・Fiiプラザ 第155回リレー講演会
■日時:平成26年4月17日(木) 15:00~18:00
■会場:信州大学繊維学部内AREC(上田市産学官連携支援施設4階)
■受講料:無料 ※終了後懇親会あり
■内容:

(講演1)15:00~16:00
講師:信州大学繊維学部 教授 海老沼 宏安 氏
演題:バイオマス産業とバイオリファイナリーの課題
概要:
日本は、エネルギーの自給率が4%と低く、安全保障のため、輸入先の分散とエネルギーの多様化が重要課題である。
地球温暖化防止のため、カーボンニュートラルなバイオマスの利活用技術の開発が進められており、
エネルギー利用が早期に実用化されると予想されている。固定価格買取り制度(FIT)の導入により、
木質バイオマス由来の電力買取り価格(24~32円、20年)が決まり、バイオマス発電に参入する事業者が増加している。
事業の採算性から考えると、既存の設備とサプライチェーンを活用した木質バイオマスの総合利用が不可欠である。
紙パルプ業界の取組みを例とし、エネルギー・環境政策と将来予測、バイオマスのエネルギー利用とバイオリファイナリー、
バイオマス作物の育成と次世代ゲノム操作技術のトピックス紹介を行う。

(講演2)16:00~17:00
講師:株式会社環境・エネルギーナノ技術研究所
   ナノカーボン事業部 事業部長 金村 勇秀 氏
演題:新素材「球状カーボンナノホーン」の紹介
概要:次世代の素材として期待される直径20nmの球状カーボンナノホーン(S-CNH)の紹介と その応用用途、将来の可能性について事例を交えてご紹介します。
球状カーボンナノホーン(S-CNH)は、高分子素材、セラミック、金属に添加することにより軽量化、熱伝導性、導電性、吸着作用の向上が可能となります。
その球状の三次元構造から他のカーボン素材と比較して安全性に優れており、企業、研究機関等から多方面から実用化に向けての研究開発が進められています。
それに先駆けて、弊社では金属表面の点接触の隙間をナノレベルで面接触に改質し、接触抵抗を低減させる接点導通改善剤とし ての製品化を進めております。

(講演3)17:00~18:00
講師:信州大学繊維学部 教授 杉本 渉 氏
演題:大容量ハイブリッドスーパーキャパシタ
概要:
数秒の充電で1週間使用可能なスマートフォンや充電5分で東京-大阪間を航続可能な電気自動車を実現するためには
まったく新しい蓄電池システムを開発する必要がある。
我々はその可能性を秘めた新しい蓄電デバイス(Advanced HybridCapacitor: AdHiCap)の開発に成功したのでその技術を紹介する。
この新蓄電池は,スーパーキャパシタ並の充電速度でありながら,容量はリチウムイオン電池に匹敵するものである。
加えて,中性電解液を用いるため,安全である。繰り返し充電も現行二次電池の何倍も可能である。

詳細・申込書はこちらをご覧ください

 ●お申込・お問合せ先:
   AREC・Fiiプラザ事務局 Tel:0268-21-4377(担当 : 産学連携コーディネータ 白井)
   企業名、所属・役職、お名前、連絡先を明記のうえ、
   メール(mousikomi@arecplaza.jp) またはFAX(0268-21-4382)で
   お申込ください。