<2月16日(木)開催>第253回リレー講演会(品質管理・生産管理)

Category: リレー講演会
■日時:2023年2月16日(木) 13:30~16:40
■会場:会場(信州大学繊維学部内AREC)とZoomによるハイブリット開催
講演1 13:30~14:30
【演題】「オルガンの『針』の品質保証のありたい姿」
【講師】オルガン針株式会社 執行役員 開発本部副本部長 
プローブ製品企画部部長 加藤 靖典 氏
【概要】
 弊社は、上田市に本社を持ち、ミシン針、メリヤス針、フエルト針、
プローブの企画設計・販売を事業内容とする企業です。
おかげさまで、2020年に創業100周年を迎え2世紀企業へ向けて新たな
スタートを切りました。弊社の『針』製品は、アパレル産業、自動車産業、
電子部品産業と様々な分野でご使用いただいており、世界のお客様に
愛用されています。『針』製品の要求品質は、トレンドと生産拠点の移動に
よって変化しますので、その変化に応えるために標準的な設計仕様と
機能品質の最適化を目的にデザイン開発を行っています。
 今回は、変化、複雑化、そして多様化する市場の要求品質に対する
品質保証の考え方や方法、及び弊社の考える将来のオルガングループ全体での
ブランド品質保証のありたい姿と取り組んでいる活動についてご紹介致します。

講演2 14:30~15:30
【演題】品質不正を考える ~要因分析と対策~
【講師】MS&ADインターリスク総研株式会社 
主任コンサルタント  鶴田 彬 氏
【概要】
昨今相次ぐ品質不正について、改めてどのような事案が起きているのかを
整理・確認するとともに、なぜ品質不正が起きてしまうのか、
「不正のトライアングル理論」に基づき「動機」、「機会」、「正当化」の
観点から要因分析を試みたうえで、不正の未然防止および拡大防止の対策を
考えます。

<休憩10分>

講演3 15:40~16:40
【演題】「データの活用や分析を考える」
【講師】長野県工科短期大学校 知能情報システム学科 
特任教授 宮嶋 隆司 氏
【概要】
企業活動においては、品質管理や生産管理の分野にとどまらず、様々な場面で、いろいろなデータ
の活用や分析が、古くから行われていると思います。そうした古くからの統計的なデータ分析の一部と、
近年、耳にしない日がない程に話題になるAI(人工知能)・機械学習・深層学習等とは、どのような関係
があるんだろう、また、品質工学って何、最適化ってなんだろう、など、初学者を対象としたいくつかの
話題を取り上げ、統計の専門家ではない立場からの平易な解説を試み、一緒に考えていきます。
また、前職(県工技センター)でのそれらに関わる研究や企業支援事例と、現職(県工科短期大学校)で
の活動の一部なども紹介させていただきます。

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