第210回リレー講演会(品質管理・生産管理分野)

Category: リレー講演会
■日時:平成31年2月21日(木) 14:00~17:00
17:10~終了後名刺交換交流会
■会場:AREC [上田市産学官連携支援施設] 4階
■参加費:無料

■14:00~15:00
講演1演題:『ものづくりにおけるデータ分析』
       ~タグチメソッドを中心に~
・講師:信州大学 大学院総合工学系研究科
     大学院人材育成センター 特任教授 岩下 幸廣 氏
・概要:ものづくりでの技術開発、生産現場、管理などではさまざまな
要因が絡んで結果を生んでいますが、多くの企業ではたくさんの
データを持ちながらそれを生かしきれていません。
データを有用化するための分析方法として、理解が容易で適用範囲の
広いタグチメッソドが注目されています。
そこで、特に重要なMTシステムを中心に、タグチメソッドのデータ
分析への適用の概要と事例を紹介します。MTシステムは、計算が複雑な
NN-AI(人工知能)に代わる負荷の小さな計算方法としても検討、
適用が進められています。

■15:00~15:50
講演2演題:『モニタリング機能向上による「気づき」強化に向けて』
・講師:株式会社 小諸村田製作所 取締役工場長 有東 哲郎 氏 、
    株式会社 村田製作所 モジュール事業本部 IoT事業推進部
    技術課 シニアマネージャー 丹羽 啓之 氏
・概要:モノづくりのデジタル化が進む中、弊社生産工程においては、
積算値管理や定期メンテナンスといった”ある時点“による管理のみで、
値の妥当性や発生メカニズムに対しての予防・効果的な対策をする
ことが困難でした。そこで、村田製作所の関係部門と連携し、
エネルギーマネジメントシステム(EMS)を導入して、生産工程環境や
設備稼働状況のモニタリングが可能な環境構築を行い、設備の予知保全
や効果的な省エネ施策等を実施してきました。今回は、弊社の取組み
事例と村田製作所のセンサー商材を紹介させていただきます。

■(休憩後)16:00~16:30
講演3 演題:『ISOマネージメントシステムは
       企業の役に立っているのか』
・講師:インターテック・サーティフィケーション株式会社
    営業部 長野県担当 丸山 文幸 氏
・概要:正直なところ、ISOの認証を維持するのはストレスがある。
そう仰る企業を沢山見て来ました。一方で「ISOで業績が良くなった」
とおっしゃる企業が増えています。その感じ方を分けているのは、
その企業らしい自然な取り組みをしているのか否かと言えます。
間違って理解されている「ISOに準拠した活動」の真の意味を
正しくお伝えし、審査を通じて、企業の革新的な発展をお支えするのも
私ども認証期間の大きな役割です。スムースな企業運営にてISO認証を
取得/維持する肝は何かを事例を挙げながらご説明いたします。

■16:30~17:00
講演4演題:『組織を育てるエコクション21(EA21)』
・講師:シスラボ・スエヒロ 中小企業診断士 末広 繁和 氏
・概要:利害関係者に「信頼」と「安心」を提供するためには、
PDCAによる継続的改善のしくみを持つマネジメントシステムの構築が
有効である。環境経営のマネジメントシステムには、ISO14001と
エコアクション21(EA21)があるが、双方とも経営に直結しないと
嘆く企業も多い。EA21は、環境省が定めた中小の事業者が容易に
取組める環境マネジメントシステムの登録制度で、管理すべき
環境負荷項目の要求が明確なのが特徴である。社員に利益の構造を教え、
一人ひとり稼ぐ組織を目指すスパイラルアップのしくみづくりを早く、
安く、楽に構築する方法を紹介する。

●お申込先 AREC・Fiiプラザ事務局
FAX/0268-21-4382 TEL/0268-21-4377
Mail/ mousikomi@arecplaza.jp 
■詳細:
http://arecplaza.jp/skins/mysite/upfile/next_relay210.pdf