第175回リレー講演会(品質管理・生産管理分野)

Category: リレー講演会
●日時:平成28年 2月18日(木)15:00~18:00
終了後 名刺交換交流会を開催
●会 場:信州大学繊維学部内AREC(上田市産学官連携施設4階)
●参加費:無料

講演1                                
【演題】「本音で品質を考える -製品開発と技術者育成-」
講師: のっぽ技研代表 長谷部 光雄 氏
【概要】製品の品質には、設計の品質と製造の品質の二種類ある。
品質向上が難しいのは設計の品質であり、特に信頼性に関わる品質である。
設計品質を向上させるには、短期間で信頼性品質を予測する試験方法と、
改善のアイデアを効率的に評価する方法が必要となる。
レーザープリンタの信頼性向上のために、(株)リコーにおいて採用した信頼性試験方法は、
従来の百分の一の短期間で実施できる。量産を開始する前に十分な評価を行えるので、
新製品の想定外のトラブルに対する未然防止が可能となった事例を紹介する。

講演2
【演題】「日信工業株式会社における品質への取組み」
講師: 日信工業株式会社 取締役 佐藤 一也 氏
【概要】私たちを取り巻く環境は大きく早く変化しています。
当社日信工業株式会社は2025年Visionを掲げ
「社員一人ひとりが高い志を持って常に自らを改革しながら目標を実現する」
を行動指針としてチャレンジしています。
品質領域では「品質の原点は、当たり前のことを当たり前にやれること」と言われる通り、
当社にとっての“当たり前のこととは”、また“それを実行する為には”、
と自問自答を繰り返しながらも全社を挙げて取組んでいます。
その活動の中からいくつかの事例を紹介させて頂きます。

休憩

講演3                                
【演題】「自律型社員育成・技能伝承による企業体質改善」
講師: オリオン機械株式会社 取締役 生産本部長 石割 弘幸 氏
【概要】現代の企業活動はその持ち得る総合力を発揮出来なければ生き残れない。
しかし、何を行うにしても社員の問題意識・実行力・課題解決能力が無ければ
何も成し遂げられない。当社は来期創業70周年を迎えるが、過去50年以上に渡り、
小集団改善活動を通じて生産性の向上・効果の拡大と社員の解決能力向上に
傾注してまいりました。
一方で時間の経過と共に、形骸化やマンネリ化等問題の発生に苦慮し、
いろいろな対策を行っています。
ボトムアップ力強化は企業にとって大変重要であり、
取組について紹介したい。併せて、技能伝承活動についても取組内容を紹介します。


●申込み先 E-mail; mousikomi@arecplaza.jp
FAX 0268-21-4382
詳細・申込書はこちらをご覧ください