第171回リレー講演会(農商工連携分野)

Category: リレー講演会
「地域産業と6次産業化~その現状と未来を考える~」
6次産業化・農商工連携の必要性と課題について
 ①6次産業化に取り組む農業団体(6次産業化総合化事業計画認定農業者)
 ②農業を支援しようとしている製造業者
 ③取組みを支援する支援機関・研究団体
の領域で、それぞれの3団体(都合9団体)ずつ、取組み状況を交えてプレゼンテーションしていただき
その後、それぞれの領域で、また全体をまとめてパネルディスカッションを行います。

●日 時:平成27年 9月17日(木)14:00~17:00
終了後 名刺交換交流会を開催
●会 場:伊那商工会議所 伊那商工会館1階 大ホール
(通常のリレー講演会とは会場が異なりますのでご注意ください)
●主 催:一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC)
●共 催:伊那商工会議所・公益財団法人長野県テクノ財団浅間テクノポリス地域センター
●参加費:講演会・交流会とも無料  
<プログラム>
■問題提起
県内各地で進む地域の6次産業化の現状と浮かび上がってきている課題
AREC農商工連携コーディネーター
株式会社 産直新聞社 代表 毛賀澤明宏 氏(伊那市)

■プレゼンテーション及び意見交換
①農業団体
1.合同会社ミレッツ  代表 吉田洋介 氏(伊那市)
伊那市の特産アマランサスなど雑穀を栽培し、道の駅「南アルプス村」(伊那市長谷)の
直営レストラン「野のもの」で調理提供するほか、レトルト加工品などとしても販売しています。 
2.株式会社秀果園   代表 渡辺隆信 氏(東御市)
昭和31年以来巨峰栽培に打ち込み、現在では、海外進出のほかシルクアミノ酸を用いた
特殊な栽培技術によるブドウ栽培と、そのドライフルーツ化、新販路形成などを
進めています。
3.おんたけ有機合同会社 代表 松井淳一 氏(木曽町)
開田高原の農業振興を目指し、トウモロコシ・大豆・イチゴなどの栽培を進めるほか、
トウモロコシのゴーフレットや木曽の伝統食「すんき」の乳酸菌を活用した商品開発を
進めています。

●質疑応答と意見交換
②製造業者
1.宮原酸素株式会社(炭酸飲料製造機) 取締役営業部長 宮原英嘉 氏(東御市)
医療用酸素や農業用炭酸ガスなどを扱う本業を軸に、農業支援分野への新たな挑戦を重ね、
ジュースに炭酸を充填する装置や、食材を泡に変身させる装置などを開発・販売して
います。 
2.株式会社コスモ熱学(冷蔵機乾燥機)南信営業所長 卯之原広治 氏(駒ヶ根市)
冷蔵庫や乾燥機を提供してきた実績を踏まえ、6次産業化にとって不可欠のクール、
ドライの加工・貯蔵施設を提供。農家単体また、地域や自治体など取組みの大小を問わず
サポートしています。
3.セイコーエプソン株式会社(ラベルプリンター)PS事業部 高橋伸児 氏(塩尻市)
カラリオ搭載のインクジェットプリンターの技術を農業・食品加工分野に活用することを
目指し、直売所・加工所用のPOPラベルプリンターを開発。現在、県内・全国で販売を
開始しています。
●質疑応答と意見交換
③支援機関・研究団体
1.長野県工業技術総合センター食品技術部門加工食品部長 吉川茂利 氏(長野市)
6次産業化・農商工連携の拠点「しあわせ信州食品開発センター」を今春開設。地元農家の
加工への挑戦を加工の現場で技術指導。センターの紹介と利用法をお話していただきます。 
2.信州6次産業化推進協議会 
   長野県農政部農産物マーケティング室企画幹 長谷川正之 氏(長野市)
長野県内の農林水産業の「6次産業化」の牽引団体。2010年の「6次産業化法」の
施行以来、5年間の県内事業の実施状況と課題、協議会からみた農商工連携の可能性を
提示いただきます。
3.伊那谷アグリイノベーション推進機構 事務局 
産学連携コーディネータ 唐木 好美 氏 (南箕輪村)
信州大学農学部に拠点を置く南信・伊那谷の農業を機関とした新産業創出を目指す農商工・
産学官の連携組織。結成以来の活動実績と現在的なテーマ、今後の方向性などを報告して
いただきます。
質疑応答と意見交換
■パネルディスカッション(全体をまとめた)
■名刺交換交流会 17:10~18:00
申込み先 E-mail; mousikomi@arecplaza.jp
FAX 0268-21-4382
詳細・申込書はこちらをご覧ください