第166回リレー講演会(環境・エネルギー分野)

Category: リレー講演会
■AREC・Fiiプラザ 第166回リレー講演会
■日時:平成27年4月16日(木) 15:00~18:00
■会場:AREC(産学官連携支援施設)4階
■受講料:無料
■講師:株式会社イノベーションテクノロジー 代表取締役社長 小松 茂美 氏
■演題:再生可能エネルギー開発における諸課題
概要:これまでの、地熱発電等再生可能エネルギー利用開発の実例や、
開発において出合った障害・諸問題と、
その対応や解決事例についてご紹介いたします。

■講師:長野県地中熱利用促進協議会 山中 隆 氏(㈱角籐 長野本部)
演題:「再生可能エネルギー地中熱のすすめ」
概要:再生可能エネルギーは、自然により絶えず補充され、
枯渇することなく半永久的に利用できるエネルギー
です。特にCO2など地球温暖化に影響するガスの排出量が少なく、
その対策としても有効で、様々な取組が行われて
います。一方で、利用できる時間帯や場所が限られていたり、
気象条件によって出力が変動しない、或いは実用化の
ための設備投資技術確立など、安定的なエネルギー源の模索と普及のための
環境づくりが解決すべき課題としてクローズアップされているところです。
地中熱はヒートポンプを利用することで、空気熱より夏はより低い温度、
冬はより高い温度を熱源として利用するため、
熱交換効率が良好で機械運転の大幅な節電=CO2の削減に繋がる
ため、電力需要への負荷が大きい冷暖房に最も効果を発揮します。
この地中熱の導入事例や、補助金制度などのご紹介をさせていただきます。

■信州大学工学部機械システム工学科 准教授 浅野 龍徳 氏
演題:「未利用エネルギーの有効活用技術」
概要:化石燃料の枯渇や原子力の安全性への不安からエネルギー不足に対する
危機感が高まる中、新エネルギーの開発と同時に、
未利用エネルギーの活用が重要になっています。
例えば,80~200℃の廃熱を活用する技術として
吸収式冷凍機が注目されています。
これにより、ただ捨てられるだけの廃熱を冷凍や冷房に利用可能な
(価値の高い)熱エネルギーとして生まれ変わらせることができます。
また、冷暖房機器に蓄熱システムを組み込むことで,機器の運転条件を
最適化し消費電力を抑えることが可能になります。
これらは、今後クリーンなエネルギーに依存した社会をつくっていくために
不可欠な技術です。

E-mail; mousikomi@arecplaza.jp
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