第164回リレー講演会(品質管理・生産管理分野)

Category: リレー講演会
■AREC・Fiiプラザ 第164回リレー講演会
■日時:平成27年2月19日(木) 15:00~18:00
■会場:AREC(産学官連携支援施設)4階
■受講料:無料
■講師:ラーチマネージメントリサーチ代表、博士(工学)
長野高専客員教授  村岡 正一 氏
演題:「高付加価値経営を実現する戦略的品質改革手法について」
概要:製造業において高付加価値経営を実現するためには、
製品・技術イノベーションだけでなくプロセスイノベーションが必須です。
それを実現するためにはTQCに代表される品質管理手法が
有効とされてきましたが、近年の経済情勢の中、従来のやり方では成果に
結び付けるのが難しくなってきています。
仮に品質を向上させても顧客に不満を感じさせたり
利益を減らす事になったら本末転倒です。
本講演では品質だけでなくニーズ喚起につながる
新しい経営・品質革新手法を紹介し併せて実施事例を紹介します。

双信電機株式会社 EMC統括部 EMC技術 部長 渡辺 英司 氏
演題:「海外での製品拡販と生産性改善」
概要:1938 年に創業以来、当社はこれまでマイカコンデンサを始め、
フィルムコンデンサやE M Iフィルタ、積層誘電体フィルタ、高周波部品、
厚膜印刷基板など独自の技術による特徴ある電子部品をお客様に提供し続け、
昨年12月に創立75周年を迎えました。
1989年にマレーシア工場を設立。その後、香港や中国でも営業活動を行いながら、
LC回路フィルタ中心に海外生産を行って参りました。
特にE M C事業に於いては、海外でも電磁波ノイズを測定、診断を行い、
対策用のEMIフィルタの設計、製造を行いながら、
お客様の求められる高信頼性へ対応致しております。
今回はその改善事例について御紹介させて頂きます。

松本大学 総合経営学部 総合経営学科
教授、博士(工学)、博士(経営学) 田中 正敏 氏
演題:「学際的視点からみた品質管理について」
概要:部品の外形やサービスの応答時間などのような
1つだけの工程パラメータのばらつきが、あらゆる品質問題の根源である。
そこで、ばらつきの起源を同定したり、その問題を削除したりすることは、
品質改善の目的において最優先課題である。
しかしながら、いつも、ばらつきを削除できるとは限らない。
特に、人や人の流れを扱うとき、我々の管理を超えるばらつきを
受け入れなければならない。
ばらつきの源が管理下であっても、それを削除することが
返って費用を被る結果となりかねない。
以上のような問題を管理するのが品質管理である。
今回の内容は、この品質管理における問題意識を次の2つに絞る。
1つは「ばらつきの概念」、もう1つは「ロバストな設計」について述べる。
E-mail; mousikomi@arecplaza.jp
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